台風の思い出

朝から雨の札幌です。まだ風は大したことはありませんが、台風が近付くにつれて強くなってくるでしょう。西日本、特に九州での被害は多大なものになってしまいましたね。ニュースで見ただけでも先日の「カトリーナ」を思い出してしまいますから、その土地の方々は非常に大変な思いをされていることでしょう。お見舞い申し上げます。
みかんの里のあたりの話はニュースにほとんど出てこなかったので、おそらく被害が少なくて済んだのかなと予想しております。ただ、昨年は厳島神社の被害でしたが、今年は錦帯橋が被害を受けてしまったようですね。自然の猛威ですから文句の言いようもありませんが、架け替えが終わったばかりでしたし、やはり、心が痛いですね。早期の復興がかなうことをお祈りしています。

さて、みかんの台風の思い出を。以前高校の時の話をした時、高校3年間船で通ったということを書いたと思います。船通の大きな障害は台風と霧でした。この二つは船を止めてしまいます。実は、高校卒業の日、霧で船が出なくて、船で20分で渡れるところを車で2時間近くかけて、2つの橋を渡り、陸まわりで高校まで行った経験があります。みかんの里は船が止まると非常に不便な場所です。
台風の場合、まず、学校へ行く前なら島にある高校は休校になります。しかし、島の人間のほうが少数派の呉や広島の高校の場合、休校にならないため、船が動いている間は学校に行かされます。しかし、台風が近付いてくると学校に船会社から連絡が入り、強制的に帰らされます。授業中に「島しょ部より通っている生徒は船が止まりますので、すぐに下校準備をし、帰宅しなさい」なんて放送が入るんですよ。周りは授業を抜けて帰ることを羨ましがりますが、みかんはなんだか「田舎モノ」のレッテルを貼られているようで、恥ずかしかったのを覚えています。この状況で帰るのはどこの高校も同じなので、船の中はにわか同窓会のようです。わいわい騒いだ後、各自家路につきます。
高3の時、厳島神社の能舞台が強風で倒壊した猛烈台風が来ました。台風の翌日、教室には半分の生徒がいません。彼らは受験に備え、広島の有名予備校へと通っていました。台風でJRが止まったため帰れず、広島駅に泊まったなんて連絡がバンバン学校に届いたそうです。床下・床上浸水が頻発したため、家から出られない先生や道路が寸断され来れない先生も多く、(そういえば、隣の家のベランダが部屋に飛んできたという先生がいたなぁ)、その日はわざわざ学校へ行ったのに、休校扱い。とんぼ返りでした。この日は逆に島のほうが便利だったという皮肉な結果。
いずれにせよ、基本的に島で暮らしていると、船が止まるようなときは橋も通行禁止になるのでまったく身動きが取れなくなります。ある英文に「島は災害が起こると、孤島になる」なんていうのがあって、「なんて失礼な!」と思ったのですが、実際何もできなくなった時は、「孤島かぁ。」なんてしみじみ思い返したものでした。

さて、昨日の朝9時ごろ「船が出なかった」とみかんママから電話が来ました。仕事も休むしかありません。今日は9時前に「臨時便が動いたから仕事に行く」とメールが来ました。島にとって台風は独特の脅威がありますね。
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by haretahi | 2005-09-07 09:58 | 日々の暮らし
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