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旅の終わり 北見・遠軽そして札幌へ

 ふるさと銀河線の終点、北見に着いて、駆け足で、北見の観光へ。

旅の終わり 北見・遠軽そして札幌へ_d0016007_1458552.jpg まずは、北海道遺産に指定されているピアソン記念館へ。洋館が好きな私には、外せない場所です。中に入ってみると、かつてのこの建物の姿が描かれた絵が飾ってありました。今でこそ、周りに家が建ち、すぐ側に市街地が広がって、ちょっと窮屈な雰囲気ですが、かつてはこの場所は高台で、遠く町を見渡せたそうです。当時の絵は、なんだかホッとする印象を受けました。
 次に、北見ハッカ記念館へ。二つの施設とも4:30までなのに、北見に着いたらすでに3:40頃で、落ち着いて見ることができませんでした。ハッカ記念館なんて、滑り込んだに近かったです。でも、建物内のハッカのほのかな香りがリラックスさせてくれます。北見はハッカの産地です。ハッカって中国語の薄荷からきていて、言わずと知れたミントのことです。ほのかならいい香り。思いっきり吸うと強烈なシップ薬を思い出して、クラクラしました( ̄▽ ̄;) 両方ともまた、落ち着いて見たいです。



 最後のお宿は遠軽でした。夕食は、遠軽駅の近くにある、地ビールレストラン「ふぁーらいと」へ。地ビールあるなら、飲んでみなくちゃ。代表的なのが「せとせ」。遠軽にある瀬戸瀬温泉の温泉水で仕込んだビールで、苦味のきいたほんのちょっと変わったビールでした。あと、ぶどう果汁を使った発泡酒「ナイアガラ」もフルーティーで、なかなかおもしろかったです。見た目はビールそのものなんですが、味はビールの苦味のきいたスパークリングワインなカンジ!? もちろん、出来立て地ビールは、旨いです。3種飲み比べセットがあって、これが気に入りました。

旅の終わり 北見・遠軽そして札幌へ_d0016007_15471876.jpg 朝、宿を出発して最初に、遠軽駅の裏にある「瞰望岩(がんぼういわ)」へ。アイヌ語で「インガルシ」見晴らしの良いところという意味のこの岩の頂上からは、その名の通り、遠軽の町が360℃見渡せます。(こんなカンジです。) 頂上の近くまでは、車で行けるので、意外とラクにてっぺんにたどり着くことができました。遠軽駅はスイッチバックの駅で、入ってきた電車はここで進行方向が入れ代わって再び出て行きます(くの字のように)。そのため、JRに乗っていると、停車時間が少し長くて、以前特急でこの駅に入ったとき、車窓から見えるこの岩の立派さが印象的でした。今回登れてよかったです。

旅の終わり 北見・遠軽そして札幌へ_d0016007_16122530.jpg 丸瀬布に移動して「まるせっぷいこいの森」へ。こちらには、北海道遺産に指定された「森林鉄道SL雨宮21号」に乗ることができます。林業が盛んだった頃、木材運搬に活躍したこの小さなSLは、今は観光客を乗せて、ゆっくりと森の中を走ります。一人の機関士さんが釜に石炭をくべ、運転しますから、短いコース(10分程度)でも両方が重なった時は、忙しそうでした。また、私たちは箱型の客車へ乗ったのですが、壁のない車両に乗った人たちは、景色が存分に楽しめる分、SLの煙も満喫するハメになったようです。ご注意下さい。乗って良し、眺めて良しのSLでした。

旅の終わり 北見・遠軽そして札幌へ_d0016007_16301329.jpg そこから少し奥に行くと、「山彦の滝」というのがあります。駐車場からすぐかと思っていたら、そこから200mほど歩く必要がありました。たかが200mかと思えば、山道にはまだ雪が。今回、靴底が溝1本もないツルツル靴で旅に出た私には、過酷な200m。滑る滑る!途中であきらめようかとも思ったのですが、何とかたどり着きました。この時期、雪どけで水が多いので、滝自体はもちろん、そこから続く小川の迫力もなかなかです。マイナスイオンもばっちり。
 こちらに5月に来ようと思う人は、長靴がオススメです。間違っても私のようにツルツル靴は履かないように!あと、熊がいてもおかしくない場所ですから、鈴やラジオなどもあったほうが良いかもしれません。

 この後は、マウレ山荘で、GW限定のランチバイキングをたっぷりと頂きました。満腹満足。

 今回の旅、春らしさを満喫できました。ぽかぽか陽気、春の畑の堆肥の匂い、つくしや野の花、雪どけ水で勢いを増した川。札幌に戻った時は、ピンク色の大きな夕日が大地に沈む美しい光景で締めくくりでした。ありがとう、北海道!そして、みかん夫、運転ありがとうね。
by haretahi | 2006-05-10 17:39 | 北海道(道東)
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