北運河散策

 気温が上がってベタベタな札幌です。こんな日は雪が溶けてしまうのですが、それがこの後凍って、明日あたりはかなり歩きづらいでしょう。気をつけなくっちゃ。

 さて、昨日は小樽へ行ってきました。天気予報で雪マークだらけの中、急に現れた雪のない日。しかもみかん夫は出張でいない。「今日しかない!!」という意気込みで。(笑)

d0016007_18335598.jpg 普段、小樽観光といえば、小樽駅~南小樽駅間にある運河沿いや堺町通りをぶらぶらするのですが、昨日はその逆、小樽駅前の中央通りを運河へ向かって下り、運河にぶつかった所で、人気の少ない北運河方面へ曲がり、散策しました。このあたりは漁船がたくさん停まっていて、観光地とは一味違った運河の姿を見ることができます。





d0016007_1846725.jpg しばらく運河沿いを歩いていると、運河の終わりあたりに運河公園があり、その向こうに古い洋館が現れます。この日の訪れたかった「旧日本郵船(株)小樽支店」です。何度も小樽を訪れていながらここを訪れるのは初めてでした。雪のない季節は運河公園には噴水が美しく、昔そこがこの会社の船着場だったことに思いを馳せながら眺められるそうです。またその季節に行ってみたいと思いました。

 入館料は300円。ガイドさんがいて、丁寧に説明していただけます。(私はその中でも詳しい方にあたったみたいです。) ガイドさんいわく「一般的には珍しい触って写真が撮れる重要文化財」だそうで、一部の物を除き、触ったり写真を撮ったりしてきました。(でも、食事やお茶が出来る重要文化財も札幌にあるし、北海道って変わってる?!) っていうか、触るのも写真撮るのも細かく指示が出るので、結構大変でした^^;)

d0016007_19225627.jpg 身分制度が厳しかった時代の建物ということで、随所に「差別化」がされている建物でした。とは言え、ここで働けるのは当時のエリート中のエリート(帝大卒)だけ。さらにその中でも、トップと一般職員との間には、入り口から階段まですべて違い、一般職員は上の階級の使用する場所へは一歩たりともは入れなかったそうです。
 また、この会社の繁栄ぶりは、国家よりも財力があるほどだったらしく、北海道へやってくるどのようなお偉いさんも、まずはここを訪れてからでないと他所へは行けないほどだったそうです。

d0016007_196493.jpg 明治39年10月に完成したこの建物で、翌11月には、←まさにここ、2階会議室で日露戦争後結んだポーツマス条約に基づく日露樺太国境画定会議が行われたそうです。(向かって左に日本、右にロシアの人々が座ったそうです。) 今でこそ、くすんで暗い壁ですが、本来は金だそうです!
 また、この建物を建てる時に使われた技術や材料は、当時の世界的トップレベルの物ばかりで、世界各国から取り寄せられているそうです。

 こんな話を聞きながら見学すること1時間半程度、なかなか面白い時間でした。ふぅ。


 疲れら一休み。旧日本郵船(株)小樽支店の2階からも見える古い建物を利用した喫茶店「北運河」でコーヒーを。コロンビアコーヒー500円ですが、二杯分のコーヒーが出てきます。また、今小樽で行われている「小樽ロングクリスマス2006」に参加されていて、この期間中(25日まで)、バニラアイスクリームがサービスされますよ。
 建物の中は、板張りの向こうにお座敷がある面白い造りです。ちょっと古い分、扉を開閉する時に外れやすかったりするのもご愛嬌。d0016007_1934213.jpgd0016007_19341636.jpg

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by haretahi | 2006-12-07 20:02 | 北海道(道央)
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