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十勝へ

女三人旅2日目です。みかん夫は間近に迫った資格試験勉強に備えてお留守番です。今年は初めてレンタカーを借りてまわることにしました。と言ってもJRの推奨する(?)「レール&レンタカー」です。みかん、こちらでほとんど運転していませんし、札幌からずっと運転だと時間もかかりますから。

朝、さっぽろ駅までみかん夫に送ってもらい、3人は「特急とかち3号」で新得へ。東へと移動する車窓からは、進み行く紅葉を眺めることが出来ました。昼に新得に着いた私たち。新得と言えば「そば」ですから、こちらで食べてしまうのも良いのですが、特急の中で「石狩鮭めし」をいただき、すっかりおなかはいい感じ。なので、まずはお隣の鹿追町へ。




十勝へ_d0016007_15585656.jpg「神田日勝記念館」から観光の始まりです。こちらは、鹿追町へ疎開してきた神田日勝の美術館です。農業をやりながらベニヤ板に茶色で生活に密着した絵を描く。これが彼の基本スタイルで、その理由は「貧しかったから」だそうです。最初に紹介ビデオを見てから展示室に入ったせいか、三人で感動しました。みかんは2度目の訪問なのですが、1度目は、日勝が絵の手ほどきを受けたお兄さんの絵の展示期間中で、彼自身の絵が見れませんでした。(しかも、お兄さんの絵はみかんの好みではなかったので、非常に残念で。)画像の上半身だけの馬のモチーフは、日勝の最後の作品からとられたものです。実物が展示されていますから、ぜひ見てもらいたいです。
さて、ここは道の駅のすぐそばで、ちょうど「そば祭り」が行われていました。そこでこちらでそばをいただくことに。お祭り価格1杯500円。少なめですが、その時の私にはちょうどいい。。。ハズが、「そばしるこが食べたい。そばがきが食べたい。」二人につき合わされ、胃が悪くなるほど食べさせられました。この旅がフードファイトと化した瞬間です。いただいたおそばは記念館の向かいにある「大雪」というお店の10割そば。そばの香りがおいしかった。

十勝へ_d0016007_15295441.jpg次は、紅葉を求めて然別湖へ。途中、扇ヶ原展望台で、広くて平らな十勝の景色を眺めました。あいにくの曇り空で、遠くまで見ることは出来ませんでしたが、四角い畑に防風林という特徴的な姿は満喫できました。十勝へ_d0016007_15324815.jpgさぁ、いよいよ然別湖です。きっと紅葉はピークのはず。登る道々、周囲の木々の色づきに期待感が増します。そして、着いた先は、素晴らしかったです。山全体が紅葉する姿が北海道らしい。黄色に赤に見事です。寒かったですが、来た甲斐がありました。時々薄日が差し、紅葉にスポットをあててくれれば、光りだします。自然のアートは見事でした。

1日目のお宿は「山の湯温泉 清渓園」です。正直、かなり地味で古いです。食事も家庭料理的ですがおいしい。何より、お風呂は天然のモール温泉かけ流し。肌がしっとりすべすべですよ。しかも1泊2食5,500円。安い!

1日目の失敗。カーナビが使えない。普段ロードマップ派のみかんは、ナビの使い方がわからず、挙句の果てに、宿への移動中は、間違えて設定したらしいどこかも分からない場所へと誘導するナビに、「うるさいんじゃ!」と叫びながら、ロードマップを見て走ったみかんでした。
by haretahi | 2005-10-08 23:59 | 北海道(道東)
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