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本日の映画

 みかん夫が、夕方からまた函館出張に出かけたため、1本だけ見に行きました。(今回は1週間行きっぱなしなため、お留守番です。)
 『ウィスキー』という、南米ウルグアイの映画です。
 寂れた靴下工場のオーナー、ハコボは同業者で成功している弟エルマンが久しぶりに戻る数日の間、工場で働く女性マルタに「妻のフリをしてくれ」と頼む。それをOKしたマルタ。そこに弟エルマンがやってきて。。。中年3人の間の奇妙な人間関係。無骨なハコボに対し、気さくなエルマン。その二人の間にマルタ。なんだかギクシャクとした3人。そこにある空気がなんだか。。。
 もし、「妻のフリをしてくれ」と言われたら、ちょっとは何かを期待する? 想像も出来ませんが、マイペースで言葉が少なすぎる男も、調子の良い男も、一緒にいて幸せではなさそうです。幸せは、やはり、自分で見つけましょう。悶々としていても始まりません。
 非常に地味ですが、じんわりおもしろい映画でした。ちなみに、タイトルの「ウィスキー」、日本で言う「チーズ」、つまり、写真を撮る時の合図です。「ウィスキー」と言ったら、(不)自然に顔が笑顔になるでしょう。
by haretahi | 2006-02-19 23:59 | 映画
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