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繰り返し繰り返し聞きたくなる話

 「今日もどんよりの札幌でした。」 最近毎日こればかりですね。でも、残念ながら、天気予報より現実は雨がしつこく残りました。やりようのない天気へのイライラのせいで、お天気オネエサンが憎たらしくてたまりません( ̄▽ ̄;)

 みかん夫が、今夜飲み会なので、夜になって映画を見に出かけました。
 今夜は1本だけ。「博士が愛した数式」 邦画です。
 博士は過去の事故のせいで、記憶が80分しか持ちません。そこに派遣された家政婦。二人の毎日は、博士の「君の靴のサイズはいくらだい?」から始まります。そこに博士の好意で訪れるようになった家政婦の子ども。博士は彼を√(ルート)と呼びました。博士の話す数式の話、そこから3人の暖かい時間が存在するようになりました。
 この映画は、大人になった√(ルート)が数学教師になり、最初の授業で、なぜ自分が√(ルート)と呼ばれるようになったのか、を語ることで話が進んでいきます。私は、小学生の時、算数が大好きでした。中学生になって、数学が苦手になりました。そして、高校では、大嫌いでした。でも、博士のように数式の持つ美しい話を人の生き方に重ねながら聞かせてもらっていれば、√(ルート)のように、数式の話を博士や母と過ごした思い出と同じように大切に話してもらっていれば、少しは違ったかも知れません。。。な~んて、言い訳!(笑)
 とてもステキな話なのですが、一度では、とても覚えられません。博士の話、点がいくつも集まって線になるように、何度も何度も繰り返し聞かせてほしい、そんな気持ちになる映画でした。

 10時過ぎに外に出てみると、空は一面曇りで、今夜もやっぱり明るい空でした。見上げた先にあったJRタワーに、ふと上がってみたくなって、38階の展望室へ登ってみました。曇り空に加え、もやがかかっていて、遠くまで見渡すことはできませんでしたが、それでもやはり綺麗でした。南では、色とりどりのすすきののネオンの中に、新顔「ノルベサ」の観覧車が一際目をひきます。まだ行ったことがないのですが、こうやって眺めるのもなかなかのものでした。それに対し、北には、目立つ光は一つもありません。でも、先までまっすぐ光が伸びて、遠くではキラキラと車のヘッドライトがまとまって動いていきます。落ち着きのある景色。私はこちらが好きでしばらく眺めていました。
 綺麗な夜景、お見せしたいのは山々ですが、カメラも携帯もバッテリー切れ。なので、ぜひ、ホンモノを見にお出かけ下さい。
by haretahi | 2006-06-23 23:56 | 映画
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