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3日目 白神山地

世界遺産「白神山地」散策の一日。まずは、暗門の滝へと往復3時間のトレッキング。の予定が、残雪が多く立ち入り禁止で断念。仕方がないので来た道を戻って、ビジターセンターにある大型スクリーンで白神山地の広大なブナ林に関する映像を鑑賞。その後、十二湖へと移動。途中、冬季閉鎖中の道路がまだ結構残っていて、遠回りを強いられました。

3日目 白神山地_d0016007_174593.jpg十二湖への到着が3時過ぎだったので、十二湖庵という茶屋(無料でお抹茶を振舞っていただける所なのだそうですが、今回はいただきませんでした。)から青池までの往復のみを散策しました。まず、始めに現れるのが「沸壺の池」(左)です。とても水がきれいで、水の中に漬かっている木が透けて見れます。池もきれいなのですが、ここの側にはカタクリや福寿草といった野草がたくさん咲いており、花たちの撮影に夢中になってしまいました。3日目 白神山地_d0016007_1711574.jpgそこから少し進むと、そこはブナの原生林です。人の一生よりうんと長く生きた老木の中には厳しい環境に耐えかねて倒れ苔をまとったものも沢山ありました。でも、その周りでは目に眩しい新緑が春の訪れを感じさせます。この深い森の中にいると、それまでの長時間の移動で疲れ気味だった体が癒されていくのがはっきりとわかりました。森は本当に偉大で大切です。飛ぶ虫にうっとうしさを感じながらも、午前中に見た映像の中で「森には何一ついらないものはない」と言っていたのを思い出しました。そこを抜けるともうひとつの池「青池」があります。青池はその名のとおり、見た目に青く見えます。が、光の加減によって、さまざまに変化するそうです。十二湖の中で一番見ごたえのある池だそうですよ。実際、ここも透明度が高く、水の中に生える草や倒木もはっきりと見れます。ただ、カメラにおさめるのは非常に難しい。3日目 白神山地_d0016007_17375134.jpgぜひ、ご自分の目で見てください。そこから来た道を引き返して車へと戻りました。車をとめた所にあった鶏頭場の池の周囲では「春もみじ」とパンフレットに書かれていた景色を見ることができます(左)。色とりどりの木の葉の色からそう呼ぶのでしょうか。これはこれできれいでした。

これで、青森とはお別れして、この日の宿のある秋田県小坂町へと移動しました。
by haretahi | 2005-05-01 23:59 | 道外
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